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ハンバーグの焼き方|水あり・なしどっちが正解?蒸し焼きの適量と時間を解説

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型崩れしていないふっくらハンバーグ

老若男女に人気のハンバーグ。家庭料理の定番でありながら、中が生焼けだったり、パサパサな仕上がりになったりと「ベストなハンバーグ」を作るのが難しいと感じていませんか?

実は、旨味を逃さずジューシーなハンバーグを作るためには「水分のコントロール」が大切です。とはいえ、レシピによって焼き上げ時に水を入れるか入れないかはバラバラで、どちらが適しているのか迷ってしまいますよね。

そこでこの記事では、ハンバーグを焼く際に入れる水の必要性や蒸し焼きのコツ、美味しい焼き方の手順を解説します。ご紹介する失敗しないハンバーグの焼き方を、ぜひご家庭でも試してみてください。

ハンバーグの焼き方、水は入れる?入れない?それぞれのメリット

ハンバーグを焼くときに水を入れるべきかどうかは、目指す「食感」や「仕上がり」によって使い分けるのがおすすめです。それぞれのメリットを知って、自分好みのハンバーグを作りましょう。

水を「入れる(蒸し焼き)」メリット

水を入れると、蒸気の力で中心部まで素早く熱が伝わります。生焼けを防ぐだけでなく、肉汁が流れ出す前に焼き上げることが可能です。

また、お肉のタンパク質は加熱温度が高くなるほど固くなります。その点、蒸し焼きなら100℃以下の水分で包み込むように加熱できるため、身の縮みやパサつきを生じにくくなります。その結果、旨味が閉じ込められ、ふっくらとした仕上がりになるのです。

水を「入れない」メリット

一方、水を入れずに高温で焼き上げると、肉のタンパク質と糖が反応して焼き色がつき、表面がカリッと香ばしく仕上がります。この現象は「メイラード反応」といい、風味や香ばしさを出すための肝となる化学反応です。

また、タネが水に触れないため、肉本来の濃厚な味が薄まったり、水っぽくなったりする心配もありません。ただし、高温加熱は中身が生焼けになりやすい側面もあります。そのため、厚さ2cm以内の薄いハンバーグや、ステーキに近い肉肉しいタイプにおすすめです。

ちなみに、水なし調理でジューシーに焼き上げたいなら、格之進の「黒格ハンバーグ」という選択肢もあります。黒毛和牛100%で肉肉しさが自慢の商品です。オンラインショップで購入できるので、気になる方は試してみてください。

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結論:失敗したくない家庭のハンバーグは「少量の水」がおすすめ

ご家庭でのフライパン調理において、厚みのあるハンバーグを「ただ焼くだけ」で仕上げるのは非常に難しいことです。たとえ充分に中心を加熱できたとしても、その過程で表面を焼きすぎてしまい、肉汁が流出して食感がパサつく原因になります。

だからこそ、ご家庭でハンバーグを作る際は、少量の水を使った蒸し焼きがおすすめです。蒸気の力で中までスムーズに火が通るため、生焼けと焼けすぎを防止できます。

【徹底解説】ハンバーグの蒸し焼き|水の量と時間の目安

ベストな焼き上がりにするためには、「適切な手順」が欠かせません。ここでは、ハンバーグを美味しく仕上げるための適正な水分量、タイミング、蒸し時間を解説します。

水の量は「大さじ1〜2」が黄金比

少なく感じるかもしれませんが、フライパンの底全体にうっすら広がり、すぐに蒸発する「大さじ2(30〜50cc)」程度の水量がベストです。フライパンのサイズやハンバーグの個数によって調整してみましょう。

ハンバーグが浸かるほどの水量では「煮込み状態」になってしまい、肉汁が水に流れ出てしまいます。タネ自体も水っぽく仕上がってしまうため、入れすぎには注意してください。

水を入れるタイミング

水を入れるのは、両面にしっかりと焼き色のついたあとが最適です。先に表面を焼き固めてから蒸し焼きに移行することで、肉汁を中に閉じ込めたまま火を通せます。

ポイントは、強めの中火で素早く焼き色をつけること。焦げを恐れて弱火で焼くと肉汁が逃げ出し、逆に強火すぎると内部との温度差でひび割れの原因になります。

中心部はこの後の蒸し焼きの過程で火を通せるため、焦らず、しかし慎重になりすぎずに両面を焼きましょう。

蒸し焼きにする時間(弱火〜中火)

両面に焼き色がついたら、弱火〜中火に切り替え、水を入れて蓋をします時間は5〜7分が目安です。水量と同じく、ハンバーグの大きさや厚さに応じて蒸し焼きの時間を微調整してください。

水っぽくならない!美味しいハンバーグの焼き方手順

蒸し焼きでジューシーなハンバーグ

ご家庭で美味しいハンバーグを焼くには、以下でご紹介する4つのステップが欠かせません。水を入れる工程のポイントを中心にまとめました。本格的な味わいに近づく焼き方を、ぜひお家で試してみてください。

中火で両面に焼き色をつける

フライパンを煙が出るくらいしっかり温めたら、中火にして肉だねを置き、両面に焼き色をつけます。このステップでは、表面を焼き固めて壁を作り、旨味を閉じ込めることが目的です。

ちなみに、焼いている間にむやみに触ったり動かしたりするのはNG。ひび割れの原因になるため、触るのは「ひっくり返すときだけ」にするのがポイントです。

水を入れてすぐに蓋をする

両面が焼けたら、火を弱めて水を入れます。ここで重要なのは、「スピード」です。少量の水はすぐに蒸発してしまうため、大切な蒸気を逃さないよう、水を入れたら間髪入れずに蓋をしましょう。

また、蒸し焼きにするときは弱火にするのが鉄則。じっくりと温めることで、ハンバーグの内部へ効率よく熱を伝えられます。

蓋を開けて水分を飛ばす

5〜7分程度蒸し焼きにしたら蓋を取ります。もし水分が残っていた場合は、最後に強火で水分を飛ばし、再び表面をカリッとさせましょう。このひと手間を加えることで、蒸し焼きで懸念される水っぽさを防げます。

焼き上がりの確認方法

最後に、火の通りをチェックします。竹串やつまようじを刺して透明な肉汁が出てくれば、中までしっかりと加熱されている証拠です。出てくる肉汁が赤い、もしくは濁っている場合、追加で蒸し焼きをしてください。

また、せっかくの肉汁を逃さないよう、感触で焼き上がりを確認する方法もおすすめです。ハンバーグを軽く押して少し返ってくるような弾力があれば、中まで火が通っています。

焼き方以外でご家庭のハンバーグを格上げする方法は、以下の記事でもご紹介しています。さらにひと工夫したい方は、ぜひチェックしてみてください。

もう失敗しない!ハンバーグの基本の焼き方|フライパンでの火加減と蒸し焼きのコツ

水以外でもOK?ワンランク上の蒸し焼きアイデア

蒸し焼きするための水分は、もちろん「水」である必要はありません。身近な食材を活用することで、風味をアップさせたり、調理の手間を省けたりするメリットがあります。

赤ワインや料理酒を使う

水の代わりに「酒類」を使うと、アルコール成分が肉の臭みを消し、風味豊かで大人な味わいに仕上がります。特に、赤ワインはコクと芳醇な香りを生み出し、リッチな味わいに。

また、蒸し焼き後にフライパンに残った赤ワインは、そのままソースにも活用できます。水分を飛ばさずにケチャップやウスターソースなどの調味料を入れれば、旨みが溶け込んだ本格的なソースの完成です。

野菜の水分を利用する

焼き入れ時に一緒に野菜(玉ねぎ・人参・きのこ類など)を入れれば、それらから出る水分で蒸し焼きにしつつ、付け合わせも同時に調理できて一石二鳥です。野菜を入れるタイミングは、ハンバーグと同じでOK。ハンバーグをフライパンの中央に置き、周りに野菜を配置しましょう。

適量の水と蒸し焼きで、ハンバーグはもっと美味しくなる!

ハンバーグにとって「水」は、生焼けを防ぎふっくらと仕上げるための強力な味方です。水っぽくならずにジューシーに仕上げるには、「焼き色をつけてから」「少量の水で」「最後は水分を飛ばす」。この3点を守るだけで、仕上がりは劇的に変わります。

もちろん、肉だねの配合を追求するのも楽しみのひとつですが、ゼロから黄金比を極めるには時間がかかるもの。手軽に本格的な味を目指すには、格之進こだわりのハンバーグで実践するのもおすすめです。

プロ品質の肉だねに、ひと手間の焼き方をプラスすれば、家庭の食卓がお店の味に。ぜひ水加減をマスターして、最高のハンバーグを楽しんでください。

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