ここ数年定番化してきたものが、結婚式披露宴のお見送りの際、新郎新婦から手渡しで送られるプチギフトの習慣。
今日は来てくれてありがとう、という気持ちを込めて贈ります。引き出物とは別のその名の通り、小さな贈り物なので、センスの良さ、喜ばれるものをぜひ選びたいものです。

ヨーロッパでは、結婚式の際、アーモンドに砂糖をコーティングしたドラジェを配る習慣が紀元前からあったと言われています。ドラジェには、幸福、健康、子孫繁栄、富、長寿の５つの意味があり、ひとつずつその願いを込めて５つのドラジェを贈るそうです。
この習慣が日本の結婚式にも伝わり、10年ほど前からドラジェやキャンディ、チョコレートなど、小さなかわいい贈り物、プチギフトを渡してゲストを見送るようになったようです。

プチギフトの予算ですが、意外と低くて、平均価格は1個295円で、300～400円がもっとも多い予算というアンケート結果があります（ゼクシィ2018年調べ）。300円くらいとなると、かなり選択が難しいところですが、最近では名入れやコメントをプリントできるクッキーやおせんべい、チョコレートなどがあり、ギフト専門のショップのサイトなどをチェックするとよいでしょう。が、実は、プリント菓子はゲスト側には評判が今ひとつ。よく検討しましょう。

人気は、ドラジェやフィナンシェなどのスイーツ。コーヒーや紅茶も喜ばれます。好きなお店のスイーツやコーヒーなどがあれば、自分でラッピングなどして渡すのもよいでしょう。