2020年5月30日 第41回肉肉学会の概要
日本型グラスフェッドビーフへの挑戦
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はじめに
「第40回肉肉学会」のテーマは、「幸せな牛肉 日本型グラスフェットビーフへの挑戦」と題して、元青森県営農大学校教師臼田裕(ウスタヤスヒロ)氏によるカスピ海ヨーグルトを活用したインプリンティング哺育による酪農家が育てる美味しい牛肉づくりへの実験的挑戦を学びました。
「農大校」というのは、各都道府県にある2年制の農業教育短大という性格の教育機関で、かなり実践的な農業技術を学びます。以前は、農家の子弟が多く卒業後も実家に戻り就農するという性格のものでしたが、近年はサラリーマン家庭など農家以外の子弟がほとんどで、かつ女性が多いという特徴を持っています。そんな農大校での臼田さんの実証的な研究成果を学びました。
前回に続き、今回もZOOMによるオンライン開催となりました。
オンライン肉肉学会の具体的方法
新型コロナ禍を受け、肉肉学会のリアル開催を模索しつつもデッドロックに乗りあげていた肉おじさん&牛おじさん。世の中にZOOMを利用したオンライン会議が普及していることに注目して、今回は発想の転換。肉肉学会もオンライン開催することで、遠方のゲスト生産者さんに現地からリポートしていただけること、参加者も自宅からアクセス可能なこと、家族も一緒に参加できることなどのメリットも見いだして「オンライン開催」に。
以下は、イベントページに掲載された肉おじさんからのメッセージです。
『「このご時世のなかで、、、考えさせられました。。。
時代はどのように変容していくのか・・・
私はめっちゃラッキーなことに日本を代表する脳科学者藤井 直敬 (Fujii Naotaka)さんと親友になれたので「REALとVRと脳の相関関係」が私のようなお肉以外のことはトンと分からず屋にも理解できるように教えて頂きこの先の未来の消費者の変容の方向性が見えてきたと心のなかで確信しております。
そのアウトプットの一つが肉肉学会オンライン研究会です。
オンライン会議システム(Zoom又はRemo)を使用して参加者に同一の料理又は料理素材を宅配便で提供してライヴで牛肉の生産者の思想や哲学そしてそれを受け継ぐ肉屋さんの思想と哲学に耳を傾けながらその手掛けた思想が物質化した牛肉を食して頂き、リモートでありながら共感や共有そして共鳴を引き起こすサービスにチャレンジします。
肉肉学会オンライン研究会は初めてのチャレンジですので様々不具合あるかともいますが是非肉肉学会を育ててあげよう又は一緒に未来の食を拡張しよう!!!って想って頂ける方々と一緒にチャレンジできることにとてもワクワクしており人生を一緒に味わい尽くせることをご一緒出来ることに心から感謝します。
是非、一緒に食の未来を切り開きましょう!』
というわけで、参加者の自宅にお肉を事前配送し、参加者それぞれが調理道具を用意して、パソコンやタブレットの前で待ち構える、という「肉肉学会」が開催されました。
- ★お届商品
- ・ サーロイン
- ・ ランプ
- ・ イチボ
- ・ 門崎熟成肉 コーンドビーフ約100g×1P
- ・ 金格ハンバーグ150g
- ★【重要】肉肉学会オンライン研究会で必要なものは!?
- ・ PC(ない場合はスマートフォン)
- ・ 塩(純粋な食塩でOK:アミノ酸が入っている味塩はNG)
- ・ 黒胡椒(粗挽きされたものがベター)
- ・ わさび(なくても大丈夫)
- ・ お箸
- ・ 取皿
- ・ まな板(塊焼きを載せてまな板の上でカットします)
- ・ 包丁(塊焼きをカットする際に使います)
- ・ ご自身の飲みたいドリンクを準備
- ・ ホットプレート(カセットコンロとフライパンでも可)です。
お肉の紹介
今回のお肉は、青森県営農大学校育ちの交雑種(ホルスタイン♀×黒毛和種♂)のメス27ヶ月齢です。この牛は、青森県営農大学校で調査研究の一環として育てられたもので、母牛の初乳をカスピ海ヨーグルトとして発酵(初乳にカスピ海ヨーグルトの乳酸菌を投与)させて作った「発酵初乳」を通常の2倍の期間、1日あたり3倍の量を飲ませ、肥育期は6割が牧草で育てた27ヶ月齢で出荷。見事に真っ赤なお肉です。
本日のメニュー
〇 青森県営農大校産交雑種(27ヶ月齢)サーロインステーキ
〇 金格ハンバーグ
〇 門崎熟成肉コンビーフ