シャトーブリアンをフライパンで焼く極意!オーブンなしで最高級ステーキを仕上げる方法
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奮発して手に入れたシャトーブリアン。絶対に失敗せず、最高の状態で味わいたいですよね。「でも家にはオーブンも特別な道具もない……」「フライパンだけで本当に焼けるの?」と不安に思う方も多いはず。
実はシャトーブリアンは、正しい手順さえ知っていれば、フライパンだけでも十分に“お店級”の仕上がりになります。この記事では、シャトーブリアンをフライパンで焼く極意をわかりやすく解説するので、ぜひ実践してみてください。
シャトーブリアンはフライパンで焼く前の「準備」が8割
「シャトーブリアンを美味しく焼くには、オーブンがないと難しそう」と身構えがちですが、心配はいりません。特別な工程も不要、フライパンだけで十分美味しく仕上がります。
ただし、仕上がりを左右するのは“焼く前の準備”です。ここを押さえるだけで、味も火入れの精度も格段に良くなります。まずは、誰でも実践できる「下処理のポイント」から紹介します。
必ず「常温」に戻す
シャトーブリアンのような厚みのある部位は、焼く前の“温度管理”がとても重要です。冷蔵庫から出してすぐ焼いてしまうと、外側は焦げているのに中心は冷たいまま……という失敗の原因に。焼く前にしっかり常温に戻すことで、お肉全体の温度を均一にし、理想的な火入れを実現できます。
<常温戻しの目安>
- 冷蔵のお肉: 焼く30分〜1時間前に冷蔵庫から出しておく(手で触れてひんやり感がなくなればOK)
- 冷凍のお肉: まず冷蔵庫でゆっくり解凍し、その後に常温で30分置く
このひと手間が、シャトーブリアンならではの柔らかさと旨味をしっかり引き出すための最初のステップです。
塩は「焼く直前」、胡椒は「仕上げ」に降る
塩は、フライパンでの加熱直前に振るのがベストです。早すぎると浸透圧で肉の水分や旨味が出てしまい、パサつきの原因になります。ジューシーなシャトーブリアンに仕上げる適量は、お肉の重量の約1%。片面に軽くひとつまみずつを目安に振ってください。
一方、胡椒は焼く前に振ると焦げて苦味が出やすいため注意が必要です。香りを活かすためにも、仕上げに少量振りましょう。量は好みに合わせて調整してください。
表面の水分(ドリップ)は拭き取る
お肉の表面の余分な水分(ドリップ)は、必ず拭き取りましょう。
放置すると焼き色がつきにくくなり、油はねや肉汁の流出、香ばしさの低下にもつながります。キッチンペーパーで軽く押さえるだけで、赤身肉ステーキの仕上がりがぐっと良くなりますよ。
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【実践】フライパンでシャトーブリアンを焼く手順
下準備が整ったら、いよいよフライパンの出番です。
ちょっとしたコツを押さえれば、家庭のキッチンでもジューシーで柔らかいシャトーブリアンに仕上がります。各工程とポイントを詳しく解説するので、実践してみてください。
フライパンの温度管理を徹底する
まずはフライパンを中火〜強火にかけ、2〜5分ほどしっかり予熱します。うっすら煙が立つか、水を垂らすとすぐに蒸発するくらいが目安。予熱が足りないと焼き色がつきにくく、せっかくの肉汁も逃げてしまいます。
フライパンが十分に温まったら薄く油を引き、全体になじませてからお肉を置きましょう。牛脂があればベストですが、サラダ油やオリーブオイルでも問題ありません。
強火で表面を焼き固める
ステーキを美味しく仕上げるには、まず強火でお肉の表面に香ばしい焼き色をつけることが大切です。塩をふった面を下にしてフライパンに置き、片面30秒ほど焼きましょう。
表面全体、お厚みの3分の1程度にこんがりとした焼き色がつくまで焼くのがポイントです。シャトーブリアンは厚みのあるお肉なので、トングを使って側面も軽く焼くと、肉汁漏れを防ぎ、見た目も美しく仕上がります。
弱火でじっくり火を通す
表面が焼けたら火を弱め、内部へじっくり熱を伝えます。シャトーブリアンは脂が少ないため、強火で焼きすぎるとパサつきの原因に。そのため、弱火で優しく火入れするのが鉄則です。
ここでバターを加え、溶けたバターをスプーンでお肉に回しかければ、フライパンでもオーブンのような包み込む熱が再現でき、香りとコクが劇的にアップします。
最重要工程!お肉を「休ませる」時間
焼き上がっても、すぐに包丁を入れるのはNGです。焼きたての肉は、肉汁が中心部分に集まっており、すぐに切るとその旨味がすべて流れ出てしまいます。 バットなどに移し、アルミホイルで軽く包んで5〜10分ほど休ませましょう。
この余熱時間の間に、肉の繊維が落ち着き、中心に集まった肉汁が全体へ均一に行き渡ります。この工程を経ることで、ナイフを入れたときに肉汁が溢れ出ず、口に入れた瞬間にジュワッと広がるジューシーな仕上がりになります。
焼き加減の確認方法
焼き加減を見極めるコツは、難しそうに見えて実はとてもシンプル。主に、以下の2つの方法が有効です。
1.金串を使う方法
金串を肉の中心まで刺して数秒待ち、引き抜いて下唇に当てます。以下を目安に焼き加減を判断しましょう。
- ほんのり温かい:レア
- 温かい:ミディアムレア
- 熱い:ウェルダン
2.指の弾力で比べる方法
親指と各指の先を合わせたときの「親指の付け根(膨らんでいる部分)」の硬さと、お肉の弾力を比べてみてください。
- 人差し指 + 親指: レア(柔らかめ)
- 中指 + 親指: ミディアムレア
- 薬指 + 親指: ミディアム
- 小指 + 親指: ウェルダン(硬め)
シャトーブリアンのフライパン調理でやりがちな失敗と対策
シャトーブリアンはフライパンで気軽に焼けますが、ちょっとしたミスが味や食感に響きやすい、とても繊細なお肉です。家庭で起こりがちな失敗とすぐ実践できる対策を知り、美味しく仕上げましょう。
表面だけ焦げて中が冷たい
「常温戻し」と「休ませる時間」の不足が主な原因です。特に冷蔵庫から出してすぐの冷たい肉を強火で焼き続けると、中は冷たいまま外側だけが焦げてしまいます。
対策として、まずは焼く前にしっかり常温に戻すこと。そして焼き目がついたら火を弱めてじっくり熱を入れ、最後に5〜10分休ませて内部まで均一に温めることで防げます。
肉がパサパサになってしまった
脂の少ないシャトーブリアンは、火を入れすぎると水分が抜けてパサつきやすくなります。また、塩を振ってから長時間放置するのも脱水の原因です。
対策として、塩は「焼く直前」に振る、そして弱火工程で火を通しすぎないことを徹底しましょう。しっとりとした質感に仕上げるために、最後にバターで油分を補うのもおすすめです。
フライパンひとつで感動の焼き上がり。シャトーブリアンで極上のひとときを
シャトーブリアンは、網焼きやオーブンがなくても大丈夫。焼く前の「準備」を徹底し、休ませる時間をしっかりとれば、フライパンでも驚くほど美味しく焼き上げられます。
表面は香ばしく、内側はしっとりジューシーに。このコントラストを楽しめるのは、フライパン調理ならではの魅力です。
今回紹介したポイントを押さえて、特別な日のおうちディナーをぜひ最高の一皿に仕上げてみてください。
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