熟れた赤身の色とキャラメリーゼのコントラスト
旨みが凝縮された赤身肉〜熟成肉図鑑 Vol.01
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赤身肉は口に入れひと噛みした瞬間、旨みたっぷりの肉汁が「じゅわっ」と溢れ出てきます。
肉汁も脂っぽくなく、キレが良いので、脂身が苦手な方にもおすすめです。
では、熟成されたおいしい赤身肉の特徴とはどんなものなのでしょうか?図解して詳しくご説明いたします!
赤身肉の旨み分布
肉汁
カットしても肉汁が逃げにくく、お肉の中に凝縮されています。
キャラメリーゼ
牛肉自体に甘みがあるため、焼くとこげ茶色になります。
赤身
焼くと熟成肉独特の美しく、深みのある赤色になります。
繊維
熟成によりきめ細やかで、柔らかい食感になります。
次は、ぜひ試してもらいたい、赤身肉本来の旨みをぐっと引き立てる召し上がり方を
ご紹介したいと思います。
赤身肉に合う薬味
赤身肉のおいしさを引き立てる調味料
塩は「鉄分・ミネラル」を多く含んだ「岩塩」がお肉料理との相性が良いです。
胡椒は「ブラックペッパー」がおすすめです。粒の胡椒を直前に挽くことで香りが際立ちます。
硫黄の香りがするヒマラヤ岩塩(ピンク色の岩塩)は、焼いたお肉に振りかけると硫黄の香りが消え甘さが増します。 他には「ハワイアンシーソルト(オレンジ色の岩塩)」や、「トリュフ塩(黒色の岩塩)」がおすすめです。
もう一つ、美味しい食べ方としてご紹介したいのが「わさび醤油」です。 わさび醤油はお刺身だけではなく、焼いたお肉にも相性抜群で、わさびの辛さが熟成肉の旨味をより際立たせます。
赤身肉を存分に楽しむためのマリアージュ
今回は飲むたびに口の中をサッパリとさせ、お肉の旨みをより一層感じさせる
「スパイシー・ハイボール」と「バージン・マリー」をご紹介致します。
1. グラスの中にあらかじめ、胡椒、タバスコ、ウスターソースを入れる。
2. トマトジュース30cc ほど注ぎ、よく混ぜる。
3. グラスに合う長さにカットしたセロリを入れてから氷を入れ、残りのトマトジュースを注ぐ。
4.くし切りのレモンをグラスに飾って完成。 ※ブラッティー・マリーにする際は、胡椒、タバスコと一緒にウオッカを30cc ほど注ぐ。
スパイシー・ハイボールの作り方
1. グラスに氷を入れ、ウイスキーを20cc ほど注ぐ。
2. ウイスキーを冷やすために、マドラーでかき混ぜ、冷えたウイスキーに、冷えた炭酸水を静かに注ぐ。※炭酸水を注ぐ際は、マドラーで混ぜないのが美味しく作るコツ。
3. ブラックペッパーを少々ふりかけて完成。
今回は赤身肉の特徴と、本来のおいしさを味わえる食べ方をご紹介しました。
旨みを引き立たせる調理法とおすすめのマリアージュをぜひ参考にしてみてください!