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【初心者必見】基本のカレーレシピ|家庭で簡単にできる王道の作り方

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大人から子どもまで人気の定番メニュー「カレー」。自炊を始めたばかりで、「まずはカレーを美味しく作れるようになりたい!」という人も多いのではないでしょうか。とはいえ、「レシピ通りに作っているはずなのに、なぜか味が決まらない……。」「玉ねぎはどのくらい炒めればいいの?」など、ちょっとした疑問でつまずくこともあるはず。

この記事では、市販のルーを使った基本のカレーの作り方をご紹介します。いくつかのポイントをおさえるだけで、料理初心者の方でも本格的な味に仕上げられるので、ぜひ試してみてください。

まずは揃えよう!基本のカレーに必要な材料と道具

美味しいカレーを作る第一歩は、材料と道具をきちんと揃えることから始まります。基本のカレーなら、特別なものは必要ありません。身近な食材と、家庭によくある道具のみで大丈夫です。

材料(4〜5皿分)

材料 分量
カレールー 1/2箱(約100g)
豚肉(or鶏肉・牛肉) 250g
玉ねぎ 中2個(約400g)
にんじん 中1/2本(約100g)
じゃがいも 中2個(約200g)
サラダ油 大さじ1
700ml ※使用するルーにあわせて調整してください

<ポイント1:お肉はお好みのものでOK!>

    • 豚肉:コクと甘みを感じられ、まろやかな味わいに

部位は、薄くて火の通りが早い「こま切れ」がおすすめ

    • 鶏肉:あっさり、クセのない仕上がりに

部位は、鶏肉の中では脂身が多い「もも肉」がおすすめ

    • 牛肉:コク深いリッチな味わいに

部位は、煮込み料理に適した「バラ肉」がおすすめ

<ポイント2:ルーの選び方のコツ>
まずは、中辛から試してみましょう。箱の裏に「辛味順位表」が記載されていることも多いので、参考にしてみてください。

また、ルーをミックスして辛さを調整する方法も。とくに「甘口+中辛」の組み合わせは、少しピリッとしつつもまろやかに仕上がります。

調理道具

※深さのあるフライパンでも代用可能

  • 包丁
  • ピーラー
  • まな板
  • 木ベラ
  • お玉
  • 計量カップ・計量スプーン

高価なものを購入する必要はありません。まずは身近なところで揃えていきましょう。

【決定版】絶対美味しくなる!基本のカレーレシピ 全手順

同じ材料を使っていても、炒め方や煮込み時間ひとつで味は大きく変わるものです。ここでは、料理初心者の方でも安心して作れるように、包丁の使い方から火加減のコツまで、順を追って丁寧に解説します。

基本のカレーレシピ、ぜひ試してみてください。

【ステップ1】野菜とお肉の下準備

まずは下準備をしていきましょう。それぞれの食材に合った切り方をすることで煮込みやすくなり、食感の仕上がりも良くなります。食材ごとにおすすめの切り方の例をまとめたので、参考にしてみてください。

<玉ねぎ>
半分に切って芯を取り、切り口を下にしてさらに半分に切ります。そこから繊維に沿ってくし切りにしましょう。煮込んでも形が崩れにくく、良い塩梅で食感が残るのが特徴です。

<じゃがいも>
ピーラーを使って皮をむき、芽を取ります。縦半分に切り、さらにひと口大にしましょう。

<にんじん>
ピーラーで皮をむいたあと、縦半分に切ります。切り口を下にし、約3cmの乱切りにしましょう。

<お肉>
筋が多いロース肉・ブロック肉などを使う場合は、包丁の背で軽く叩いたり、フォークで穴を開けたりして、筋繊維をほぐしておきましょう。大きさをそろえて切るのもポイントです。

【ステップ2】玉ねぎを”あめ色”になるまで炒める

基本的にカレーをつくる際、玉ねぎはしんなりするまで炒めれば十分です。

しかし、さらに手間をかけてあめ色になるまで炒めると「甘さ」と「香ばしさ」が加わり、カレーが一段と美味しくなります。時間はかかりますが、余裕があるときはぜひ試してみてほしい工程です。焦がさないように火加減を調整し、木ベラでかき混ぜながら30〜40分程度炒めましょう。

<あめ色の目安>

  • 玉ねぎのかさが半分以下になっている
  • 中が透き通ってしんなりし、色(オレンジ〜茶色の中間)がついている

ちなみに以下の工夫をすると、あめ色になるまでの時間を短縮できます。

  • 玉ねぎを細かいみじん切りにする
  • 玉ねぎを炒める前に電子レンジ600Wで3分ほど加熱しておく

【ステップ3】お肉と野菜を炒めて旨味を閉じ込める

煮込む前に具材を炒める工程は、カレーの味や見た目をぐっと良くするために欠かせません。

野菜を油でコーティングしてから焼き色をつけることで、水分の出すぎを抑えられるので、煮崩れや水っぽさを防げます。さらに、じっくり炒めると野菜本来の甘みが引き出され、カレーの味に深みが出ます。

以下で、具材を炒める順番や時間を見ていきましょう。

1.お肉
油を入れて熱した鍋にお肉を入れ、しっかり焼き色がつくまで中火で炒めましょう。お肉の旨みを中に閉じ込め、煮込み途中に肉汁を逃がしにくくするための重要な工程です。焼き色がついたら、一度鍋から取り出しておいてください。

2.玉ねぎ
別であめ色玉ねぎを用意していない場合は、ここで玉ねぎを炒めていきます。お肉の旨みを玉ねぎに移すために、鍋は洗わずに使うのがポイントです。全体が透き通り、うっすらときつね色になるまで弱火でじっくり炒めてください。

3.にんじん
次は、にんじんを鍋に加えます。硬めの野菜なので、中火で5分ほど炒めて軽く焼き色をつけましょう。すでに炒めた玉ねぎを焦がさないように注意が必要です。時短したい場合は、にんじんをあらかじめ電子レンジで加熱しておくのもおすすめです。

4.じゃがいも
最後に、じゃがいもを炒めましょう。じゃがいもは煮崩れしやすいため、表面にうっすら焼き色がつくくらいを目安に、さっと1〜2分炒めるのがポイントです。

野菜をすべて炒め終わったら一旦取り出したお肉を鍋に戻し、次の工程に移ります。

【ステップ4】煮込みとアク取り

鍋に水を加えて、煮込んでいきます。大切なのは、水の量を正確に測ること。多すぎると水っぽくなり、逆に少なすぎると具材が十分に浸らず、煮ムラが起こりやすくなるので注意しましょう。

<火加減・煮込み時間は?>
水を加えたら蓋をして強火にかけます。沸騰したら、蓋を少しずらして弱火にし、約20分間煮込みましょう(具材に箸が通るくらいを目安とする)。蓋をしっかり閉めていたり火力が弱すぎたりすると、水の蒸発が抑えられてとろみが出にくくなるため注意してください。

<アクはどうしたらいいの?>
具材を煮込むと出る「アク」には、野菜やお肉のえぐみ・臭みが含まれています。雑味のない味わいのカレーに仕上げるために、アクはこまめに取り除きましょう。ただし、「完璧に取り除かなければ」と神経質になりすぎる必要はありません。少量であればアクが残っても問題ないので、できる範囲で取り除いてください。

【ステップ5】ルーを溶かして煮込む

ルーを溶かすときは、火を一度止めてください。熱い鍋に火をつけたままルーを入れると、溶けにくくダマになりやすいためです。

ルーを入れたら約5分間ほど置き、おたまでよく混ぜて完全に溶かします。その後は再度火をつけ、弱火で5〜10分ほど時々かき混ぜながら煮込みましょう。とろみがついたら完成です。

プロはこれを足している!コクと深みを出す「隠し味」5選

シンプルな材料でつくったカレーも??家にある身近な調味料をちょい足しするだけで、ぐっと深い味わいに変わります。

すぐマネできて、ひとさじでワンランク上の味になる「隠し味」を、ぜひチェックしてみてください。

ケチャップ

ケチャップは酸味と甘みをプラスし、カレーの味をまろやかにまとめてくれます。家庭的な味わいになり、子どもに好まれる味に仕上がる隠し味です。全体のバランスを整えたいときにぴったりでしょう。

分量:小さじ1程度
入れるタイミング:具材を炒めた後、煮込む前

チョコレート

チョコレートを加えると甘みとコクがプラスされ、リッチな味わいに変化します。とくにビターチョコレートがおすすめです。ほろ苦さが辛さをマイルドにしつつも、深い味わいが残ります。

分量:2かけ
入れるタイミング:ルーを溶かした後

インスタントコーヒー

コーヒーのほのかな苦みが加わることで、味に深みがでて大人向けのカレーに。カレー全体の味を引き締めてくれて、じっくりと煮込んだカレーのように仕上がります。

分量:小さじ1程度
入れるタイミング:具材を煮込み始める段階

にんにく(すりおろし)

にんにくを加えると味に深みが増し、さらにコクと香りもプラスされます。メリハリのあるパンチの効いた味を好む方におすすめです。ニンニクチューブを使えば、まな板や包丁を使わずに済むので便利ですよ。

分量:小さじ1(2cm)程度
入れるタイミング:具材を煮込み始める段階

ヨーグルト

ヨーグルトを入れると酸味とクリーミーさが加わり、辛さが和らいでまろやかになります。加える前によく混ぜてなめらかにしましょう。バターチキンカレーのようなコク深くマイルドな酸味が好きな方におすすめです。

分量:大さじ6
入れるタイミング:ルーを入れて煮込んだ後、火を止めてから

【応用編】いつものカレーを格上げするテクニック

基本のカレーに慣れてきたら、次はカレー粉やスパイスを使った本格的な味にチャレンジしてみましょう。ほんの少しの手間で味に深みが増し、カレー作りがより楽しく感じられるはずです。

「赤缶(カレー粉)」で本格的な香りをプラス

カレー粉は、数十種類のスパイスをブレンドした調味料で、カレーの風味や香りを引き立てるのにぴったりです。

たとえば仕上げに小さじ1/2(1人前)ほど加えるだけで、香りがグッと引き締まり、味わいに深みが増します。さらにワンランク上を目指すなら、カレー粉大さじ1をまぶして15分ほど置いたお肉を使うのもおすすめ。いつものルーでも、スパイスが効いた本格的な味わいに仕上がります。

スパイスから作る基本のチキンカレーに挑戦

3種類のスパイスだけで作れる、シンプルなスパイスカレーをご紹介します。特別な材料や難しい工程はありません。基本のカレーに慣れてきた方の次のステップにぴったりです。

<スパイスチキンカレー(約2人分)>

鶏もも肉 250g
玉ねぎ(みじん切り) 1個
(A)
にんにく・生姜(すりおろし) 各小さじ1
クミン・コリアンダー・ターメリック 各小さじ1
(B)
カットトマト水煮缶 200g
100ml
小さじ1/2

1.鍋にサラダ油(大さじ2)を入れて熱し、鶏もも肉、玉ねぎ、(A)を加え、中火で8分ほど炒める
2.(B)を加え、中火から弱火でとろみがつくまで、時々混ぜながら煮込んだら完成

初心者のためのカレー作りQ&A

カレー作りで起こりがちなちょっとしたトラブル。よくある失敗も、実は簡単な方法で解決できます。基本の対処法を知っておけば、困ったときも安心してカレー作りに取り組めますよ。

カレーが水っぽくなってしまったら?

カレーにとろみがつかないのは、水分の多い食材を使っていたり、煮込み時間が足りなかったりすることなどが原因です。そんなときは、以下の方法を試してみましょう。

1.沸騰してから10分以上煮込む
軽く沸騰した状態で弱火で10分以上、ときどき混ぜながら煮込んでみましょう。蓋をして煮込むと水分の蒸発量が少なくなることもあるので、少しずらすのがポイントです。

2.水溶き小麦粉or片栗粉を加える
鍋の火を止め、沸騰が収まったところで水溶き小麦粉や片栗粉を加える方法もあります。ゆっくり混ぜてから弱火で10分以上煮込むのがコツです。大さじ1程度から試してみてください。

3.すりおろしたじゃがいもを加える
皮をむいてすりおろしたじゃがいもを汁ごと加えてよく混ぜます。その後、弱火で10分以上かき混ぜながら煮込むと、でんぷんが糊化してとろみがつきます。じゃがいもの量は様子を見て調整しましょう。

味が薄い・何か物足りないと感じたら?

具材や水の量が多すぎると、味が分散してしまうことがあります。こうした場合は、カレールーを少し追加するのが、基本的な解決策です。一度火を止め、完全に溶かしてから煮込み直してみましょう。

また、先に紹介した「隠し味」を追加することで、カレーの風味を壊さずに深みを足すこともできます。少しずつ追加し、味を見ながら調整してみてください。

じゃがいもの煮崩れを防ぐ方法は?

以下のポイントを押さえておけば、じゃがいもの煮崩れを防ぐことができます。

  • 煮崩れしづらい「メイクイーン」を選ぶ
  • ほかの具材よりも大きめに切る
  • 炒める際にしっかりと油をまわし、表面をコーティングする
  • 煮込むときにかき混ぜすぎない

それでも煮崩れしてしまうときは、事前に電子レンジでじゃがいもだけ加熱しておく方法もあります。じゃがいも以外の材料を煮込んだ後に、粗熱がとれたじゃがいもを加えてください。

基本をマスターすれば、初心者でも美味しいカレーを作れる!

基本をしっかり押さえれば、カレー作りは決して難しくありません。この記事で紹介した工程・ポイントを参考に、自宅でカレーを作ってみてはいかがでしょうか。自分でつくったカレーは、きっと格別な一皿になるはずです。

「忙しくて料理になかなか時間を割けないけれど、美味しいカレーが食べたい!」「普段は自炊で頑張っているけど、たまには贅沢をしてみたい」という方には、格之進の「門崎熟成肉カレー」をおすすめします。常温で保存がきくレトルトパウチ食品なので、ストックにしても良いでしょう。

オンラインストアで購入できるので、気になる方はぜひ試してみてください。


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