カレーの種類を一覧で解説!インドから日本流まで特徴を紹介
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スパイスの奥深い香りと豊かな味わいが、世界中を魅了するカレー。しかし、ひと口にカレーと言っても、その種類は国や地域によってさまざまです。
この記事では、各国の代表的なカレーの種類と特徴をわかりやすく一覧で解説します。ご家庭でおいしいカレーを作るためのレシピやコツもまとめました。お好みのカレーに出会う旅を、ぜひ楽しんでみてください。
世界中で愛されるカレーの種類一覧
実は、発祥の地・インドには「カレー」という料理はありません。カレーとは、スパイスを使って食材を煮込む・味付けする料理の「総称」だからです。
その食文化は海を渡り、各国の歴史や風土と混ざり合うことで、独自の発展を遂げてきました。ここでは、世界各地の個性あふれるカレーの種類を一覧で紹介します。
| 国 | カレーの種類 | 主な特徴 |
| インド | バターチキンカレー キーマカレー パラクパニール サンバル |
【北部】濃厚でクリーミーな味わい 【南部】サラサラとししていて辛味と酸味が特徴 |
| タイ | グリーンカレー マッサマンカレー レッドカレー イエローカレー |
ハーブや香辛料の効いた独特な味わい |
| ネパール | ダルカレー アル・べンタ・タルカリ |
辛さは控えめでヘルシー |
| マレーシア | イカンマサラマ ケタムマサラマ |
魚介類を使用したカレーが多い |
| パキスタン | ムルギカリー マチリカリー |
スパイスたっぷりで濃厚な味わい |
| スリランカ | パリップ ワアンバトゥモージュ |
ココナッツを使用することが多くサラサラとしている |
| インドネシア | ソトアヤム ナシカリ |
油不使用でとろみがなくあっさりとした味わい |
| シンガポール | ラクサ フィッシュヘッドカレー |
海鮮から出るだしが効いた豊かな味わい |
| カンボジア | クメールカレー | 辛さ控えめのマイルドな味わい |
| ミャンマー | ウエッターヒン | マイルドでこってりとした味わい |
1. インドカレー
インドでは地域によって気候や文化、採れる作物などが大きく異なるため、カレーの種類・特徴も多岐にわたります。
北部のカレーは濃厚かつクリーミーな味わいでとろみが強く、ナンやチャパティにつけて食べるのが基本です。一方、南部のカレーはさっぱりとスパイシーな味わいで、主食の米に馴染みやすいサラサラとしたスープ状が主流となっています。
・バターチキンカレー
トマトベースのカレーで、日本でも高い人気を誇ります。クリーミーかつマイルドな味わいで、一度食べるとくせになること間違いなしです。
・キーマカレー
ピリッとした辛さが特徴的で、その名の通りひき肉(=キーマ)を使っています。日本では豚肉や牛肉が多く使われますが、本場では宗教上の理由から羊肉やヤギ肉を使うのが一般的です。
・パラクパニール
ほうれん草のペーストにチーズを加えた、緑色のビジュアルが印象的なベジタリアンカレー。まろやかでヘルシーな味わいです。
・サンバル
さらっとしたスープ状のカレーで、酸味と辛味のバランスが特徴です。レンズ豆をベースに、大根やオクラ、ナスなどの野菜と煮込まれています。
2. タイカレー
タイカレーはさまざまな香辛料やハーブを使っていて、スパイシーで複雑な風味と清涼感が特徴的です。豊富なバリエーションの中から、代表的なカレーを4つ紹介します。
・グリーンカレー
青唐辛子とココナッツミルクから作られるカレーです。スパイシーさとともにまろやかさもあり、濃厚な味わいが楽しめます。
・マッサマンカレー
具材には日本人にも馴染み深い、じゃがいもや玉ねぎを使用しています。辛さは控えめで、タイカレーの中でもマイルドな味わいです。
・レッドカレー
名前の通り見た目の赤さが特徴的なレッドカレーは、赤唐辛子とココナッツミルクで作られます。ヒリヒリとした辛味が好きな人におすすめです。
・イエローカレー
ターメリック由来の黄色が特徴的なイエローカレーは、マイルドで優しい味わい。辛いのが苦手な人にも食べやすいタイカレーです。
3. ネパールカレー
野菜や豆を中心としたネパールカレーは全体的にあっさりとした味わいで、ヘルシーなのが特徴です。スパイスも控えめなものが多く、子どもや辛いのが苦手な人、ベジタリアン、ヴィーガンの人も食べやすくなっています。
・ダルカレー
豆を煮込んだカレーで、辛さはほとんどありません。サラサラとしているため、カレースープのような口当たりです。
・アル・べンタ・タルカリ
「タルカリ」には「野菜のカレー炒め風」という意味があります。アル・べンタ・タルカリはじゃがいもやナスなどが豊富に使用されており、野菜の旨味を堪能できる一品です。
4. マレーシア
多民族国家のマレーシアでは、カレーにも地域による多様性があります。味わいはそれぞれ異なるものの、香辛料やココナッツミルクをふんだんに使うという共通点も。魚介類を使用したカレーが多く、豊かな旨味を楽しめます。
・イカンマサラマ
魚を丸ごと煮込んだ、スパイシーなカレーです。酸味・辛味・甘みのバランスがよく、ご飯にもパンにもよく合います。
・ケタムマサラマ
カニを使ったココナッツミルクベースのカレーで、スパイシーながらもまろやかさがあります。カニのだしがスープに溶け出していて、強い旨味を感じられる一品です。
5. パキスタン
近くに位置するインドの食文化に似ており、香辛料をたっぷりと使用するのがパキスタンのカレー。メイン食材はお肉であることが多いですが、宗教上の理由で豚肉を食さないため、牛肉・羊肉・鶏肉が使用されます。
・ムルギカリー
骨付きチキンが入った、スープのようなとろみの少ないカレーです。チキンから骨を抜いて崩し、ご飯と混ぜ合わせながら食べます。
・マチリカリー
白身魚を使った「冬の風物詩」です。体を温める目的で食べられるため、スパイスがふんだんに使用されています。魚の臭み取りであるヨーグルトがコクを生み出していて、味わい深いカレーです。
6. スリランカ
スリランカのカレーの大きな特徴は、ココナッツを使っていること。また、日本の鰹節に似た「モルディブフィッシュ」を味付けに使っているため、リッチな旨味を楽しめます。
・パリップ
スリランカでは定番のカレーで、レンズ豆がたっぷり使われています。まるでポタージュのような、クリーミーで豊かな味わいです。
・ワアンバトゥモージュ
揚げナスをスパイスで煮込んだ、辛さ控えめのカレーです。複数のスパイスが絶妙に絡み合い、豊かな風味をもたらします。
7. インドネシア
スパイスの宝庫・インドネシアでは、独特の風味と香りが楽しめるカレーが揃っています。油を使わずあっさりとした味わいで、煮込み料理のようなスタイルです。
・ソトアヤム
ターメリックやニンニクなどが効いた鶏肉のスープカレー。辛みはほとんどなく、優しい味わいです。
・ナシカリ
サラサラとしていてさっぱりとした味わいのビーフカレー。「ナシ」はインドネシア語で「米」を意味します。そのため、ご飯とともに食べるのが特徴です。
8. シンガポール
シンガポールは多民族国家ゆえ、カレーにもさまざまな国の特徴が合わさっています。合わせる主食もお米やチャパティとは限りません。そのなかでも多くのシンガポールカレーに共通するのは、豊かな海の幸をカレーに入れることです。
・ラクサ
ココナッツミルクベースのカレースープに、米麺が入った麺料理です。エビのだしが効いており、甘くてスパイシーな味わいが楽しめます。
・フィッシュヘッドカレー
魚の頭が丸ごと入ったインパクトのあるカレー。魚以外の具材にはオクラやナス、トマトなどが使われます。
9. カンボジア
マイルドな辛さが魅力のカンボジアのカレー。サラサラとしたタイプが主流で、お米だけでなくパンや麺にも合わせて食べます。
・クメールカレー
ココナッツミルクや砂糖を使ったカレーで、日本人にも食べやすいマイルドな味わい。スープカレーのようにとろみがなく、麺を入れて食べることもあります。
10. ミャンマー
油を多めに使用し、こってりとした味わいに仕上げるのがミャンマー流カレー。ちなみにおかずや煮込み料理をミャンマーでは「ヒン」と呼びますが、カレーのことを指す場合もあります。
・ウエッターヒン
ミャンマーの代表的なポークカレーです。油には豚の旨味が染み出しており、トマトやタマリンドなどの酸味がよりおいしさを引き立てます。
日本で独自に発展したカレーの種類

今や「国民食」ともいえるカレーは、イギリスから伝わった欧風カレーを日本人の味覚に合わせてアレンジされたものです。そのバリエーションは豊富で、日本発祥となるカレーも誕生しています。
家庭の味「日本式ライスカレー」
玉ねぎ・じゃがいも・にんじんなどの野菜と、牛肉や豚肉などのお肉を煮込んでカレールウでとろみをつけた、日本の定番スタイル。 海外のスパイシーなカレーとは一線を画す、コクと甘みのある味わいが特徴です。
ご当地カレーと進化系スタイル
国内でポピュラーな以下のカレーは、実は日本のオリジナル。外国人が日本のカレーを食べるために来日することも珍しくありません。
・スープカレー
札幌発祥のさらさらとしたスープ状のカレーです。スパイスの効いたスープと大きくカットされた具材が特徴で、南インドやタイのカレーに似たスタイルといえます。
・ドライカレー
具材とスパイスを炒め、ご飯に混ぜたり乗せたりして食べる日本発祥のカレー料理です。ルウではなく、カレーパウダーで味付けをします。具材に決まりはないため、アレンジの幅は無限大です。
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おいしいカレーを作るための材料とレシピのコツ
さまざまな種類のカレーを紹介してきましたが、自分好みのカレーを作るには具材選びや調理法にこだわるのがおすすめです。ここでは、いつものカレーをよりおいしくさせるためのコツを紹介します。
具材選びで変わる!鶏肉・豚肉・牛肉の使い分け
お肉は、カレーのメイン食材の1つ。使うお肉の種類によって、味わいや仕上がりは大きく変わります。
| お肉の種類 | 味わい | 選ぶときのポイント |
| 牛肉 | 煮込むほどにお肉の旨味とコクが深まり本格的な味わい | ・切り落とし肉…安価で濃厚な旨味を楽しめる ・牛角切り肉…リッチなカレーに仕上がる |
| 豚肉 | 脂の甘みとコクがプラスされたまろやかな味わい | ・豚肩ロース…ジューシーな仕上がりに ・もも肉…カロリーを抑えつつ旨味を楽しめる |
| 鶏肉 | クセがなくあっさりとした味わい | ・もも肉や手羽元…コクと旨味が増幅 ・むね肉…ヘルシーでカレーの風味を楽しめる |
ビーフカレーにおすすめの部位や牛肉をやわらかくする調理法は、以下の記事で詳しく紹介しています。お店のような本格カレーをお家で楽しみたい人は、ぜひご覧ください。
※関連記事:https://kakunosh.in/kanzaki-aging-beef/others/c‐63/
コクと風味を劇的に変える「スパイス」と「隠し味」
市販のカレールウを使用したカレーでも、スパイスを足したり、ひと手間加えたりするだけでプロの味に近づきます。自宅で簡単にできる格上げ術をまとめたので、ぜひ試してみてください。
あめ色玉ねぎを入れる
玉ねぎは単にしんなりさせるだけでなく、強めの火で水分を飛ばしながら「あめ色」になるまで炒めましょう。このひと手間が、カレーの土台となる深いコクと甘みを生み出します。
煮込む前にお肉の表面を焼く
お肉を煮込む前に、表面を強火でしっかりと焼いておきましょう。香ばしい焼き色(メイラード反応)をつけることで旨みが凝縮され、ルウの味に負けない、お肉本来の力強い味わいが際立ちます。
スパイスを加える
仕上げにクミンやガラムマサラ、コリアンダーなどのスパイスを加えれば、香りが華やかになります。一晩寝かせたような複雑なコクと奥行きを生むために、チョコレートやコーヒー、ソースなどを隠し味に少量加えるのもおすすめです。
以下の記事では、スパイスや隠し味を使ったカレーの作り方を詳しく解説しています。好みに合わせてカスタマイズすれば、自分だけの至高のカレーができあがるはず。本格カレーを手作りしてみたい人はぜひご一読ください。
【初心者必見】カレーはスパイス3つで作れる!基本の種類・配合と簡単レシピ
※https://kakunosh.in/kanzaki-aging-beef/others/c‐64/
格之進が追求する「究極の肉カレー」とは
カレーのおいしさの軸となるのは、やはりメインとなる「お肉」です。
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自分好みのカレーの種類を見つけよう
国や地域によってまったく異なる表情を見せるカレー。その多様性を知れば、毎日の食事がもっと楽しくなるはずです。
異国のカレーも魅力的ですが、まずは日本のカレーの原点である「お肉の旨味」を忘れてはいけません。格之進がたどり着いた「究極の肉カレー」は、より豊かで奥深いカレー体験を提供してくれるはずです。ひと皿のカレーから感じられる贅沢を、ぜひ味わってみてください。




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